入会のご挨拶 菅 聡樹会員

 眼前の世界に一つとして同じものはない。それらは様々な要因によって絶えず変化している。成長を続けるのか、或は破滅へとその歩みを進めるのか・・・この相反する流れはとても曖昧で、時間という要素を排してしまえば正確にその姿を捉えることはできない。しかしレンズを通してその瞬間と対峙した時に、初めて時間から解放され、その姿を垣間見ることができる。写真によって時間の流れを取り除かれ、純粋な瞬間の記録として我々の目の前に現れるのである。そこには何があるのか。明確な答えを出すことは、写真を「撮り続ける」限りにおいてはできないだろう。しかし、その答えに近づくことが写真を撮る意味になると思う。

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